入院3日目(手術当日)|七夕に挑んだ人生初の手術
昨夜はお酒も飲まず、空腹のまま眠ったにもかかわらず、ぐっすり眠れました。便秘もすっきり解消し、体調は万全です。
10時にラスト浣腸を済ませ、いよいよ手術に向けて準備開始です。

午後1時、手術室へ。専用エレベーターで移動し、到着した手術室は、テレビドラマで見ていたようなごちゃごちゃ感はなく、すっきりとした印象でした。
麻酔が効きはじめ、記憶はここで途切れます。
手術は腹腔鏡を使い、おへそ付近を切開して小腸を一部取り出し、腫瘍を摘出するというものでした。
午後5時ごろ、目を覚ますと病室のベッドの上に。お腹のあたりがズキズキと痛みましたが、「無事に終わった」という安心感のほうが大きかったのを覚えています。
入院4日目(術後1日目)|痛みとの戦いと最初の指示
看護師さんから「癒着を防ぐために歩いてくださいね〜」と言われたものの、正直なところ激痛で動けません。心の中で「今日は勘弁してください」とつぶやくのがやっとでした。
入院5日目|最初の食事と食欲のムラ
昼食が出されましたが、夕食時にはお腹の張りがひどく、食べるのをキャンセルしました。

少しずつ胃腸が動き出している感じはあるものの、完全復活まではもう少し時間がかかりそうです。
入院6日目(術後3日目)|痛みとともに食欲も回復
動くと傷口がズキッと痛みますが、それでも少しずつ日常を取り戻す感覚が出てきました。

食事は全粥になり、ようやく「食べている」実感が戻ってきました。
入院7日目|味覚と胃腸が戻ってきた日

この日は全粥まで進み、味付けも少しずつしっかりしてきました。三分粥〜七分粥までは味がほとんどなく、正直きつかったですが、全粥になると惣菜の味もはっきり感じられます。
食欲も戻ってきて、こっそり持参していた「ふりかけ」をお粥にまぶして美味しくいただきました(※本当は医師の許可が必要です…)。
看護師さんに「アイス食べていいですか?」と聞いたところ、先生のOKが出て、ソフトクリームも楽しめました。
病名はGIST(消化管間質腫瘍)でした

4センチメートルの腫瘍は「GIST(ジスト)」と診断されました。聞き慣れない病名ですが、年間10万人に1〜2人という非常に珍しい腫瘍だそうです。
まとめ|入院生活を終えて感じたこと
術後7日目に抜糸、8日目に無事退院しました。病理検査の結果は、退院後に受け取ることになっています。
〇〇医大病院の個室は快適で、何より看護師さんたちが非常に丁寧で親切でした。以下は、実際に質問して助けられたことの一部です:
- 「アイスを食べても大丈夫ですか?」 → 医師の確認でOK
- 「背中のテーピング跡がかぶれてかゆい」 → 薬をもらえた
医療スタッフの皆さんは本当に忙しそうで、ドラマのように雑談を交わす暇はなかったですが、それでも夜中にそっと様子を見に来てくれるなど、心のこもったケアを感じました。
主治医の先生をはじめ、スタッフの皆さまに深く感謝します。
以上で、私のGIST入院体験記(後編)はおしまいです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント