GIST(ジスト)で入院・手術へ|50代で初めて経験した治療と準備のリアル体験談[前編]

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入院体験談ベットに座っている写真 健康

【体験談】GIST(ジスト)で入院|50代で初めての手術と準備のすべて(前編)

PET検査から判明したGIST|入院が決まるまでの流れ

きっかけは家内の父の勧めで受けた、メディカルクリニックでのPET検査でした。前泊して検査当日を迎え、さまざまな検査を受けたなかで、腹部エコーの様子がどうも気になる…何度も同じ箇所をチェックしていたので、何かあるなと直感しました。

最終的にエコー検査を再度受け、何かしらの異常があることが確定。その晩は気分転換も兼ねて大阪ミナミのお寿司屋さんでおいしいものをいただきました。

翌朝の面談では先生から速報レベルでの結果が伝えられ、下腹部に直径3.5〜4cmの腫瘍があるとのこと。小腸付近のため、当初はリンパ腫が疑われました。すぐに入院手続きが必要で、紹介状をどこの病院に送るか尋ねられ、地元の大病院ではなく、より大きな〇〇医大病院を希望。

自宅に戻り、家内に報告。彼女の父親もがんで亡くしていたこともあり、普段から腫瘍マーカーをチェックしていたのですが、これまで一度も異常は出ていませんでした。

後日、紹介された血液内科の教授のもとを訪ね、過去の検査データを持参。「まれに腫瘍マーカーに反応しないこともあります」とのことでした。病気の詳しい話はここまでにして、今回は入院準備にフォーカスします。

入院準備編|初心者でも安心の持ち物と工夫

準備物リスト

入院にあたって「時間をどう過ごすか」がテーマになります。他の方のブログでも「とにかく暇」とのことだったので、Wi-Fiルーターを1ヶ月レンタル。オンラインゲームやYouTube用です。

普段はあまり読まない文庫本も用意。今回は『村上海賊の娘』をチョイスしました。

実際に役立った持ち物リスト

  • ハンガー:2本では足りず、もっとあればよかった
  • ふりかけ:薄味の食事対策。ただし、使用は医師に確認を
  • コンセントタップ:使わなかったけれど念のため持参

準備万端、明日はいよいよ入院日!

入院1日目|設備・病院食・診察の流れ

2016年7月5日。医大病院へ入院。病院の大きさに圧倒されながら、手続きを済ませました。

午後には口腔外科で歯のチェックとケア。手術に口内の状態が関係しているとは驚きです。

人生初の病院食と診断の再説明

午後6時、夕食が到着。見た目は質素ながら意外と美味。ふりかけの出番はなし。ご飯の量は少なめで少し物足りない気も。

夜には主治医と対面し、手術の概要を説明されました。おへそ周辺を切開し、腫瘍を摘出するとのこと。最初に聞いた「リンパ腫」との診断は覆り、小腸にある腫瘍の可能性が浮上。「切ってみて判断」という、ある意味シンプルな方針。

禁煙・禁酒とは無縁だった私も、今はニコチンガムで対応中です。

病院食の夕食写真

手術前夜の気持ち整理|“最後の晩餐”でリラックス

晩酌のビールとおつまみの写真

翌日のお昼から絶食。これが「最後の晩餐」になるということで、ノンアルコールビールとおつまみで、気分だけでもいつもの晩酌タイムを再現しました。

緊張はしてる。でも、いつも通りに過ごすことで「自分」を保ちたかったのかもしれません。

入院2日目|手術直前の1日をどう過ごしたか

病室の紹介がまだでした。個室は清潔で過ごしやすく、エアコンの音を雨音と勘違いしつつ、なんとか夜を過ごしました。

YouTubeやオンラインゲームで時間をつぶす日々が始まります。

病室の室内風景

最後の朝食と下剤タイム

朝の病院食の写真

シンプルながら美味しい朝食。これが手術前、最後の食事となりました。

午後からは下剤を飲む準備。夏ミカンに塩を混ぜたような風味で、意外と飲みやすかったです。

お見舞い・剃毛・シャワータイム

友人のお見舞いがあり、ありがたい気持ちに。会話中に看護師さんが登場し「へそのごまと毛の処理」をするとのこと。

剃毛作業に戸惑いながらも終了。その後、予約していたシャワータイムへ。20分制で、消耗品は各自持参。

ハンガーを使おうとしたが掛ける場所がなく、Sフックも役に立たず…最終的には創意工夫で乗り切りました。

ハンガーを工夫して吊りかけている写真

手術前夜の説明と最終準備

便秘継続中。食事は朝食以降なし、水分は深夜までで終了。その後は完全シャットアウト。

看護師さんから明日の説明があり、

  • バスタオルとタオルを用意
  • 朝に浣腸 → 手術室へ
  • 術後はオムツ姿で戻ってくる予定

明日は手術日。後編につづきます。

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